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B2G OS Project 活動中

Mozilla からコミュニティへ引き継がれた B2G OS Transition プロジェクトには、現在以下の 7 つのワーキンググループができており、貢献者を募集しています。

  • Code (コード開発)
  • Building/Porting (ビルド/端末のポーティング)
  • Infrastructure (開発インフラ)
  • Governance (統括)
  • Documentation (ドキュメント)
  • Communication (コミュニケーション)
  • Translation (翻訳)

Mozilla スタッフによる移管のためのコード変更も大半が完了しており、5/31 付けでコミュニティに渡されたようです。
現在は、残りのバグ修正と、システム変更によりできなくなったビルドをできるようにし、動作しなくなったアプリを新しいシステム構成の下で動作させる修正作業が行われています。

もうすぐ Gaia の Transition 用の kanikani ブランチが master に、Gecko の pine ブランチが mozilla-central にそれぞれマージされる予定です。

また、デスクトップから手軽に端末にイメージを書き込める B2G Installer Add-onAMO に掲載するための審査に必要な修正も行われています。これも間もなくです。
一足先に試してみたい方は、http://lissyx.github.io/b2g-installer/ からダウンロードしてください。
(※動作するのは Linux と Mac のみ)

これはコミュニティ主導のプロジェクトで、スマートフォン向けの OS (旧 Firefox OS) を新たに復活させる活動です。
興味のある方は、 Discourse の B2G OS Participation フォーラム へどうぞ。

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B2G OS Transition Project 始動

スマートフォン向けの Firefox OS の開発をコミュニティに移行するプロジェクトが始動し、3/10 に B2G OS のキックオフミーティングが持たれました。

B2G OS Transition Kick-off Call - Air Mozilla (ミーティングの録画)
# 真夜中 (日本時間の 3/11 3:30AM) だったので今回は参加してません。

決まったことは大体 Wiki ページに書かれています。まとめると、

  • コミュニティには、「B2G OS」としてスマートフォン向けの開発を移管する。
    Gecko は pine ブランチ、Gaia は kanikani ブランチ。
  • その前に、OS を Web ベースにする (独自実装の API から標準の W3C API に置き換える) ためと、コミュニティがメンテナンスしやすくするために、Gecko をデスクトップ版の Firefox に近づける。
    app:// を廃止して、すべて chrome:// ベースに書き換える。 (※Google Chrome とは無関係。)
  • そのため、4~5か月の間、Mozilla からフルタイムのスタッフ 7 名とパートタイムのスタッフ 10 名を置く。
  • ミーティングを 4 週間ごとに行う。
  • テスト端末として、Flame と Z3C がサポートされる。

さらに、Mozilla Wiki にコード移管のためのページができています。

追記 (3/16): Air Mozilla にミーティングの録画が公開されたので追加しました。

...続きを読む

Firefox OS のコミュニティへの引き継ぎ

前回書いたコミュニティについて、その後の動きがありました。
Firefox OS のスマートフォン向けの開発を引き継ぐための正式なミーティングが Mozilla 側から提案され、来週中に行われることになりました。

Update on B2G OS for smartphones transition

コミュニティへの参加表明は現在 108 名。ブレインストーミングのページでは活発な議論が行われています。

Mozilla による Firefox OS 開発終了のまとめ

先日、残念なお知らせがありました。それに対する Mozilla コミュニティサイドの反応です。
以下のリンク先を読むと、今回の発表に対するコミュニティの反応がよくわかります。

  1. Firefox OS/Connected Devices Announcement
  2. I’m Ari Jaaksi, SVP of Connected Devices. AMA
  3. Discussion from the AMA with Ari continued

[1] のページは、発表の詳細と、それに対するコメントです。
昨日、コミュニティの反応を受けて、今回の発表をしたコネクテッドデバイス部門 SVP の Ari Jaaksi 氏が質問に答える時間が 1 時間だけ設けられました。[2] と [3] は、その質問と回答のページです。

  1. We will end development on Firefox OS for smartphones after the version 2.6 release.
    スマートフォン向け Firefox OS の開発をバージョン 2.6 のリリース後に終了する。
    (補足: 5 月末頃にリリースされ、その後はスマートフォン向けの開発スタッフを一人も置かず、同日にサポートも終了する。)
  2. As of March 29, 2016, Marketplace will no longer accept submissions for Android, Desktop and Tablet, we will remove all apps that don’t support Firefox OS. Firefox OS apps will continue to be accepted into 2017 (we have yet to finalize a date for when we won’t continue accepting these apps).
    2016 年 3 月 29 日に、Marketplace で Android、デスクトップ、タブレット向けのアプリの受け付けを終了し、Firefox OS に対応していないアプリは削除される。Firefox OS アプリは 2017 年まで受け付けを続ける (終了日時は未定)。
    (補足: Marketplace のアプリレビュースタッフに直接聞いた話では、有料アプリもすべて同日に削除されます。Marketplace は、少なくとも 2018 年まで終了しないという話もあります。)
  3. The Connected Devices team has been testing out a new product innovation process with staff, 3 products have passed the first “gate” and many more are in the pipeline. Having multiple different product innovations in development will be the approach moving forward, and we’re hoping to open up the formal process to non-staff participation in the first half of the year.
    Connected Devices チームは、新しい製品イノベーションプロセスをスタッフと共にテストしており、3 つのプロダクトが最初の「ゲート」を通過した。さらに多くの製品が行列に並んでいる。複数の異なる製品の開発が前進へ向けて近づいており、今年前半は、そのフォーマルなプロセスをスタッフ以外の協力者にも公開したい。
  4. The foxfooding program will continue and will focus on these new product innovations (rather than improving the smartphone experience). We expect the Sony Z3C foxfooding devices to be useful in this, but we expect it to take until the end of March to figure out the specific design of this program.
    Foxfooding プログラムは続けられ、 (スマートフォン製品の改善よりも) これらの新しい製品イノベーションにフォーカスされる。Sony Z3C foxfooding 端末がこれに役立つことを期待している。このプログラムの詳細は、3 月末までに詰めたい。

Obviously, these decisions are substantial.The main reason they are being made is ...
この決定は揺るがない。その主な理由は、(以下略)


この文の下にさらに詳しい説明があります。

However, as we announced in December, the circumstances of multiple established operating systems and app ecosystems meant that we were playing catch-up, and the conditions were not there for Mozilla to win on commercial smartphones.

スマートフォン向け開発を止める理由が、商用市場で勝てなかったからだそうです。初めからそのつもりで取り組んで、本来の目的は別の所にあったはずですが、忘れ去られてしまったのか、就任して 3 か月余りでは知り様もないのでしょうか。

リンク先をすべて読んでわかったことは、この決定には Mozilla 社員もコントリビュータも全く関わっておらず、(おそらくビジネスと財務上の理由により) Mozilla Corp. のトップダウンでなされたということです。

そういうわけで、若干 1 名の楽観的なスタッフもいますが、この発表に同意しているコメントはありませんでした。
この件に関する Mozilla 社員の沈黙がすべてを物語っているのではないでしょうか。


ここからが本題なのですが、今回の発表を受けてフランスのコミュニティが立ち上がりました。
コミュニティでスマートフォン向け Firefox OS の開発を継続しようという試みです。

2 つめのリンク先の etherpad のページで賛同者を募っています (この文章執筆時で約 40 名)。

たった数日で、コア開発者からデザイナー、セキュリティ、ローカライズ、QA、アプリ開発者、テスター、ユーザーサポートまで、様々な人が集まっているようです。

開発の規模からすれば、まだまだ十分な人数とは言えませんが、Firefox OS を使い続けたい、より良いものを開発して実現したい方は、参加してみてはいかがでしょうか。


以下余談。

Firefox OS は、これからの標準となる Progressive Web App にネイティブで対応しています。v2.6 からアドオンにも対応するなど、やっと独自性のある環境の下地が整ってきたところだったのです。
IoT もよいけれど、ユーザに近いプラットフォームであるスマートフォンを手放すなんて、もったいないと思いませんか。


訂正 (2/16): Ali Jaaksi 氏を CEO と書いていましたが、SVP の誤りでした。